花と緑をお家で楽しむ

クリスマスローズの名前の由来とは?切り花の選び方のコツも紹介

クリスマスローズの名前の由来とは?切り花の選び方のコツも紹介3
クリスマスローズの名前の由来が知りたい…、クリスマスに咲かないのになぜクリスマスローズって名前なの?
バラに似てるようにもみえないのなぜローズというんだろう…?

本記事の内容

  • クリスマスローズの名前の由来
  • クリスマスローズの開花時期
  • クリスマスローズの代表的な品種について
  • クリスマスローズの切り花の選び方、お家で長く楽しむためのコツ

今回はクリスマスローズの名前の由来に関する解説や品種について、切り花をお家で楽しむための選び方のコツも見ていきたいと思います。

スポンサーリンク




クリスマスローズの名前の由来、開花時期はいつ?

クリスマスローズとはキンポウゲ科ヘレボルス属の植物で、多くの品種が存在します。
中でも原種の「ニゲル」という品種がヨーロッパで12月末、クリスマスの時期に白い花を咲かせるため「クリスマスローズ」と呼ばれています。

バラではないのになぜローズというかというと私たちがお花屋さんで普段よく見るバラではなく、一重咲きという咲き方をするバラに似ていることからクリスマスローズと呼ばれています。

せーや
せーや
コチラが一重咲きのバラです。クリスマスローズにそっくりですね!

 

この投稿をInstagramで見る

 

Hiroko Otsuka(@ondina630)がシェアした投稿

クリスマスローズのはクリスマスには咲かない?

先ほどクリスマスに咲く一重のバラに似ていることが「クリスマスローズ」の名前の由来だとお伝えしましたが、日本で出回っているクリスマスローズはクリスマスの時期には咲いておらず、硬い蕾の状態です。

クリスマスローズには大きく分けて冬咲きの品種と春咲きの品種があり、日本で流通しているものの多くは春咲き(2~4月頃)の品種となるからです。

せーや
せーや
クリスマスの時期に咲く本来のクリスマスローズこと「ニゲル」は暑さに弱く、日本の夏に耐えられないため一般的には栽培されていないんですねー!

日本と欧米でのクリスマスローズの呼び方の違い

日本と欧米でのクリスマスローズの呼び方の違いは以下の通りです。

欧米:ニゲルのみをクリスマスローズ、春先の品種はレンテンローズと呼ぶ
日本:冬咲き、春咲きの品種すべてを含めたヘレボルス属全体をクリスマスローズと呼ぶ

欧米ではクリスマスの時期に咲く原種「ニゲル」のみをクリスマスローズと呼び、日本で多く流通している春咲きの品種は「レンテンローズ」と呼んで区別をしています。

 

一方日本では「クリスマスローズ」という名前が親しまれ、広く普及しており、原種「ニゲル」など冬咲きの品種や春咲きの品種すべて含めたヘレボルス属全体を「クリスマスローズ」と呼んでいるんです。

日本では「レンテンローズ」という名前は一般的ではなくあまり使われていません。

レンテンローズの名前の由来やクリスマスローズとの違いとは?

日本で流通量の多いクリスマスローズは欧米では「レンテンローズ」と呼ばれます。
名前の由来はキリスト教の四句節でレンテン節の時期(2~3月)に花が咲くからです。

呼び方がややこしいので最近ではすべての品種を「ヘレボレス」の学名で呼ぶことも増えているそうです。

原種ニゲルと学名ヘレボルスの名前の由来

ちなみにニゲルには「黒」という意味があり、根が黒いことが名前の由来となっているとのこと。

ヘレボルスの名前の由来はギリシャ語の「Helenin=殺す」と「bora =食べ物」という言葉から来ています。

せーや
せーや
なんだかかなり物騒というか怖いですね…。

実はこれクリスマスローズの根に毒があることから来ているようで、昔はこの毒を狩りに利用したりなんかもしていました。クリスマスローズは花言葉も怖いものが多かったり、花言葉にまつわる様々なエピソードがあります。

クリスマスローズの花言葉は怖い?合格祈願の花として贈られる理由
クリスマスローズの花言葉は怖い?合格祈願の花として贈られる理由うつむいた形がとっても可愛らしいクリスマスローズ、受験生への合格祈願の花として贈られることもあるそうです。 今回はそんなクリスマスローズのもつ花言葉や由来について、また合格祈願の花と言われる理由についても詳しく見ていきたいと思います。...

スポンサーリンク




クリスマスローズを切り花で楽しむ際の選び方のコツ

ここ最近観賞用としての人気も高いクリスマスローズですがお花屋さんで購入する際に選び方にコツがありますのでご紹介します。

せーや
せーや
せっかくならいいものを選んで長く楽しみたいですよね!

クリスマスローズを選ぶ際のポイントは花が咲き終わったもの、終わりかけのものを選ぶことです。

クリスマスローズの花びらのように見えるものは実はガクで、花本体はおしべやめしべのある中心部分なんです。本来の花びらの部分、花弁は退化しており中心部にネクタリー(蜜腺)として残っており、こちらは咲き終わると散り落ちていきます。

花びらのように見えるのはガクなので非常に長持ちするんですが、花が残っている状態のものは水揚げが非常に難しく、しおれてしまいやすいんです。

そのため花が咲き終わり散ったものの方が切り花として長く楽しめるのです。

クリスマスローズの品種について

クリスマスローズの品種についてご紹介します。

クリスマスローズは大きく分けると以下の3種類のガクの形状があります。

  • シングル
  • ダブル
  • セミダブル

シングル・一重咲

クリスマスローズの名前の由来とは?切り花の選び方のコツも紹介


原種ニゲルはコチラのシングルになります。シンプルで非常に人気の高い品種です。

ダブル・八重咲

クリスマスローズの名前の由来とは?切り花の選び方のコツも紹介2


八重咲のクリスマスローズです。シングルに比べガクが多い分華やかで豪華な印象を受けます。

セミダブル・半八重

 

この投稿をInstagramで見る

 

ルナミミ(@runamimi3)がシェアした投稿


シングルとダブルの中間の咲き方のクリスマスローズです。ガクはシングルだが中心部の花がシングルに比べ大きいのが特徴です。明確な定義がなくダブルのようにはっきりとした違いがないのでぱっと見シングルとの見分けがつきづらいです。

まとめ:名前の由来や選び方のコツを知りクリスマスローズを楽しもう

今回は人気のお花「クリスマスローズ」について、名前の由来や品種、切り花として購入する際の選び方のポイントを見てきました。

まとめると

  • クリスマスローズという名前の由来はヨーロッパでクリスマスの時期に一重咲きのバラのような花を咲かせるから
  • クリスマスローズにはクリスマスの時期に咲く冬咲きの品種と春咲きの品種がある
  • 日本で出回っているのは主に春咲きの品種なのでクリスマスの時期には花屋に流通していない
  • 花びらのように見えるのはガクで、花本体は中心部にある
  • 切り花として購入する際は中心の花が散った後のものが長持ちするのでおススメ

うつむいた花姿がとっても可憐なクリスマスローズ、日本では2~4月頃の春の時期にお花屋さんに入ってきます。

せーや
せーや
鉢植えとして楽しむのも楽しいですが切り花として花瓶にいけて楽しむのもいいですね!
ミモザの開花時期は何月?選び方や飾り方のコツを花屋が紹介します
ミモザの開花時期は何月?選び方や飾り方のコツを花屋が紹介します 鮮やかな黄色いお花とってもがかわいいミモザ、お家に飾れば一気にお部屋雰囲気が明るくなりそうですよね! 今回はミモザについて...

スポンサーリンク




こちらの記事もおすすめ!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です